6月25日(土曜)に下記の要領で公開講演会「中東市民革命と文学の役割――エジプト1月25日革命に寄せて――」を開催します。
チュニジアのジャスミン革命、エジプトの1月25日革命の余波は、バーレーンやリビア、イエメン、ヨルダン、アルジェリアなど周辺アラブ諸国に及び、昨年6月の大統領選後に大規模な抗議行動が起きたイランでも新たな衝突が起きています。
このような変動期の中東にあって、文学・文化はどのような社会的役割を果たしているのか、また果たすことを期待されているのでしょうか。
第一部講演会では、特にエジプトを採りあげ、文学者たちによるこれまでの抵抗の系譜を振りかえった後、今回の革命の最中に作家や詩人、アーティストらが見せた動きを紹介します。
第二部パネルディスカッションでは、マグレブ、パレスチナ、イラン、パキスタンにも話を拡げ、中東社会における文学・文化の役割を考えます。
みなさまのご来場をお待ちしております。
入場無料・事前申込不要
なお、公開講演会は共同利用・共同研究拠点イスラーム地域研究京都大学拠点課題研究「中東現代文学研究」の活動の一環として、早稲田大学中心拠点と共催で行います。
記
公開講演会「中東市民革命と文学の役割
――エジプト1月25日革命に寄せて――」
日 時 2011年6月25日(土曜)14:00-17:30(開場13:30)
会 場 早稲田大学 早稲田キャンパス14号館4階403号室
14:00- 開会の辞 勝田茂(大阪大学)
14:05-15:35 第一部講演会
「中東市民革命と文学の役割――エジプト1月25日革命に寄せて」
「現代エジプト文学にあらわれた抗議のかたち」 福田義昭(大阪大学)
「言葉の力――タハリール広場発の詩と歌」 山本 薫(東京外国語大学)
15:50-17:20 第二部 パネルディスカッション
「革命と文学――マグリブ・エジプト・パレスチナ・イラン・パキスタン」
司会 岡 真理(京都大学)
パネリスト 鵜戸 聡(東京大学)、福田義昭、山岸智子(明治大学)
山根 聡(大阪大学)、山本 薫
17:20-17:30 閉会の辞 藤元優子(大阪大学)
詳細・会場地図はこちら
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kias/kyodo/