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お知らせ

2024.03.12

2024年3月~ 「イスラーム映画祭9」開催! 東京・名古屋・神戸

今年も「イスラーム映画祭」が開催されます。今回で9回目になります。
ただし、今回は円安の影響があまりに甚大なため、規模を縮小して開催することになったそうです。東京は週末のみ2週連続の開催となります。
(厳しい環境下でも何とか継続してくださる関係者の皆様に心より感謝申し上げます。)

詳細はこちらからどうぞ。
 イスラーム映画祭 ホームページ → http://islamicff.com/

<< 2024年の開催日程 >>

●東京
会場:ユーロライブ (http://eurolive.jp/
※昨年の会場(渋谷ユーロスペース)の階下(ビルの2階)です。
イスラーム映画祭9 → http://www.eurospace.co.jp/works/detail.php?w_id=000746
期間:2024年3月16日(土)・17日(日)・23日(土)・24日(日)の4日間
チケット販売: 2024年3月13日(水)深夜0時より、オンラインで4日間分を一斉販売


●愛知
会場:ナゴヤキネマ・ノイ (https://nk-neu.com/
期間:未定(1日1回上映予定)

※昨年の会場、名古屋シネマテークは2023年7月に閉館となりました。
※ナゴヤキネマ・ノイは2024年3月16日、始動予定とのことです。


●兵庫
会場:神戸・元町映画館 (https://www.motoei.com/
期間:2024年4月27日(土)~5月3日(金)




東京での上映予定スケジュール




<< 作品紹介 >>
今回の上映作品を簡単にご紹介します(計12作品)。

『炎のアンダルシア』
監督: ユースフ・シャヒーン
製作国: エジプト=フランス
1997年 135分 アラビア語、フランス語
 12世紀末、ムワッヒド朝下のアンダルス。カリフの次男アブダッラーは踊りが好きな若者だったが、イスラームの過激思想に取り込まれ歌を忌避するように。大法官であり哲学者のアヴェロエスにも、焚書の危機が迫りつつあった…。(実在のムスリム哲学者が主人公。エンタメ要素満載の歴史大作)


『私は今も、密かに煙草を吸っている』
監督: ライハーナ
製作国: フランス=ギリシャ=アルジェリア
2016年 90分 アラビア語、フランス語
 1995年、アルジェ。ハマムで働くファーティマは、出勤途中に爆弾テロを目撃する。彼女がハマムの準備をしていると、妊娠した16歳のマリアムが避難を求めて現れ、ファーティマは他の女性客にバレないようマリアムを匿う…。(※本作には性暴力を描いたシーンがございます。日本初公開)


『アユニ/私の目、愛しい人』
監督: ヤスミーン・フッダ
製作国: シリア=イギリス
2020年 74分 アラビア語、英語、イタリア語
 パオロ・ダル・オグリオ ― 2013年7月29日、ラッカで強制失踪。バーセル・サファディ ― 2015年10月3日、ダマスカスで強制失踪。バーセルのパートナー、ヌーラとパオロの妹マチは、最愛の人の消息を今日も探している…。(アサド政権下、強制失踪の被害者家族を追ったドキュメンタリー。※本作には暴力的な映像が含まれています。日本初公開)


『ファルハ』
監督: ダリン・J・サラム
製作国: ヨルダン=スウェーデン=サウジアラビア
2021年 92分 アラビア語、ヘブライ語、英語
 1948年。パレスチナのある村に暮らす14歳の少女ファルハは、伝統に縛られず都会の学校へ進学したいと望んでいた。父に願いを聞き入れられ、よろこぶファルハだったが、やがて彼女の村にも民族浄化の波が押し寄せてくる…。(「ナクバ」を目撃する少女の物語。※上映素材提供:SKIPシティ国際Dシネマ映画祭)


『戦禍の下で』  
監督: フィリップ・アラクティンジ
製作国: フランス=レバノン=イギリス
2007年 93分 アラビア語、英語、フランス語
 戦争が停止され、出先のドバイから戻ってきたゼイナ。彼女はタクシー運転手のトニーを雇い、行方不明の妹と息子を探し始める。街はどこも戦火を逃れた人々の悲痛な声であふれ、レバノン南部は文字どおり瓦礫の山と化していた…。(※上映素材提供:SKIPシティ国際Dシネマ映画祭)


『憎しみ』  
監督: マチュー・カソヴィッツ
製作国: フランス
1995年 98分 フランス語
 ユダヤ系のヴィンス、アラブ系のサイード、サブサハラ・アフリカ系のユベール。昨晩の「暴動」後、3人の街は警察の監視下にあった。その日もいつもと同じ退屈な一日になるはずだったが、警官が紛失した拳銃をヴィンスが拾い…。(公開当時、一大センセーションを巻き起こした作品。モノクロ映像が若者の鬱屈とした心情を映す)


『ハンズ・アップ!』
監督: ロマン・グーピル
製作国: フランス
2010年 92分 フランス語
 2067年、ミラナはおよそ60年前に彼女の身に起きた出来事を語る。チェチェンで生まれパリに住む小学生のミラナは、強制送還の恐怖に怯えていた。彼女の友人たちは、みんなで共に生きられるよう、あらゆる抵抗を試みる…。(非正規滞在のチェチェン人少女を同級生たちが守ろうとする。大人の引いた境界線とは関係のない、子供たちの世界がある)


『辛口ソースのハンス一丁』
監督: ブケット・アラクシュ
製作国: ドイツ
2013年 92分 ドイツ語、トルコ語
 ドイツ人の彼氏と別れた、トルコ系移民二世のハティジェ。妹ファトマの妊娠が発覚し、彼女が結婚するためには自分が先に結婚相手を見つけなければならない。妊娠が親にバレる前に、ハティジェは偽りの婚約者探しを始める…。(移民二世を主人公にしたコメディ映画)


『私が女になった日』
監督: マルズィエ・メシュキニ
製作国: イラン
2000年 74分 ペルシャ語
 ハッワはチャードルを初めてまとう日を迎え、もう男の子と遊んではいけないと言われる。離婚を望むアフーは自転車レースに挑むが、夫が馬で追いかけてくる。年老いたフーラは、かつて夢見た結婚式を叶えるべく買い物をするが…。(3つの世代の女性を通して、イランのイスラーム社会における女性の置かれた状況を描いた作品)


『メークアップ・アーティスト』
監督: ジャファール・ナジャフィ
製作国: イラン
2021年 76分 ペルシャ語
 メークアップの勉強をするため、大学へ通うことを認めるという条件で結婚したミーナ。だが夫は、家事や育児に専念できないなら新しい妻を探すと言う。ならばと一計を案じたミーナは、理想的な二番目の妻を自分で探し始めるが…。(自分の夢を叶えるために奮闘する女性を追ったドキュメンタリー。※上映素材提供:山形国際ドキュメンタリー映画祭)


『スターリンへの贈り物』
監督: ルスタム・アブドゥラシェフ
製作国: カザフスタン=ロシア=ポーランド=イスラエル
2008年 96分 ロシア語、カザフ語、ヘブライ語
 1949年。カザフの鉄道員カシムは、列車で送られてきたユダヤ人の死体の中に、幼い少年を見つける。カシムはその子を助け、村の人々と育てることに。村の近くでは、スターリン70歳を祝してある“贈り物”が用意されていた…。(スターリンの強制移住政策で中央アジアに送られた人々を描いた悲しくも温かい作品。※本作には性暴力を描いたシーンがございます)


『ハーミド〜カシミールの少年』
監督: エージャーズ・ハーン
製作国: インド
2018年 108分 ウルドゥー語、ヒンディー語
 ヒマラヤ山脈の麓、カシミール。父親が失踪し、母親と2人で暮らす7歳のハーミドは、ある日“786”という数字が神を示すものであると知る。父を返してもらえるよう、ハーミドは神様の番号に電話をかけるが、つながったのは…。(インドとパキスタンの対立の原因となっているカシミール。ムスリム少年を通して、対話の可能性を描く)
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