お知らせ
2022.02.17
2022年2月~ 「イスラーム映画祭7」開催! 東京・名古屋・神戸
今年も「イスラーム映画祭」が開催されます。今回で7回目になります。
日本初公開とアンコール上映を合わせ、14本の映画が上映されます。また、東京会場ではトークセッションも予定されています。
詳細はこちらからどうぞ。
イスラーム映画祭 ホームページ →
http://islamicff.com/
イスラーム映画祭 フェイスブック →
https://ja-jp.facebook.com/islamicff/
※ 新型コロナウイルスの感染状況によっては、上映スケジュールが変更になる可能性もあります。上映予定につきましては、イスラーム映画祭および各映画館のホームぺージ等で最新情報をご確認ください。
<< 2022年の開催日程 >>
●東京
会場: 渋谷ユーロスペース
トップページ →
http://www.eurospace.co.jp/
イスラーム映画祭7 →
http://www.eurospace.co.jp/works/detail.php?w_id=000573
期間: 2022年2月19日(土)~2月25日(金)
●愛知
会場: 名古屋シネマテーク(
http://cineaste.jp/)
期間: 2022年3月19日(土)〜3月25日(金)
●兵庫
会場: 神戸・元町映画館(
https://www.motoei.com/)
期間: 2022年4月30日(土)~5月6日(金)
東京での上映予定スケジュール
<< 作品紹介 >>
今回の上映作品を簡単にご紹介します。
『ある歌い女(うたいめ)の思い出』
監督: ムフィーダ・トゥラートリ
製作国: チュニジア=フランス
1994年 129分 アラビア語/フランス語
妊娠しているバーの歌手アリヤは、恋人のロトフィが子どもを望んでいないことに傷ついていた。ある日、幼い頃に面倒を見てくれたシド・アリの訃報が届く。彼は10年前に廃位されたチュニジア王制最後の皇太子だった…。(21年ぶりのリバイバル上映。ムフィーダ・トゥラートリ監督は、2021年2月、新型コロナ感染症により亡くなられました。謹んでお悔やみ申し上げます。)
『ヌーラは光を追う』
監督: ヒンド・ブージャマア
製作国: チュニジア=ベルギー=フランス=カタール=オランダ
2019年 93分 アラビア語
ヌーラは夫のジャメルが刑務所にいる間に離婚すべく、密かに愛しあうラサドとともに手続きを進めていた。しかし、離婚成立を間近にジャメルが突然釈放される。2人の関係が訴えられれば姦通で実刑が科せられることに…。(※本作には性暴力を間接的に描いたシーンがあります。日本初公開。)
『時の終わりまで』
監督: ヤスミーン・シューイフ
製作国: アルジェリア=UAE
2018年 94分 アラビア語
アルジェリア西部の集団墓地で、遺体のお浄めと埋葬の仕事をしているアリー。ある聖廟参詣の祭りに、姉を亡くして絶望している女性ジョヘルが訪れる。彼女の頼みを聞いているうちに、アリーとジョヘルは親しくなるが…。(日本初公開)
『ソフィアの願い』
監督: マルヤム・ビンムバーラク
製作国: ノルウェー=フランス=スウェーデン
2018年 85分 アラビア語/フランス語
20歳のソフィアはある日突然破水し、従妹のリナに付き添われ病院で出産する。しかし、相手が夫でなければ婚外交渉として通報されてしまう。両親にもばれたソフィアは、相手は以前職場で出会ったウマルだと明かすが…。(日本初公開)
『泣けない男たち』
監督: アレン・ドルリェヴィチ
製作国: ボスニア・ヘルツェゴヴィナ=スロヴェニア=クロアチア=ドイツ
2017年 99分 ボスニア語
セルビア人、クロアチア人、ボシュニャク人。かつて紛争で心や体に癒えない傷を負った男たちが、シーズンオフのホテルに集いセラピーを受けている。しかし、セラピーが進むにつれ紛争の記憶がよみがえってきた彼らは…。(日本初公開)
『天国と大地の間で』
監督: ナジュワー・ナッジャール
製作国: ルクセンブルク=パレスチナ=アイスランド
2019年 92分 アラビア語/ヘブライ語/フランス語/英語
パレスチナ人夫婦サルマとターメルは、離婚するためイスラエルに。だが、ターメルの父の履歴に不明な点があったため、2人は真相を求めて旅に出る。父がターメルの母と出会う前に暮らしていた女性は、ユダヤ人だった…。(日本初公開)
『アジムの母、ロナ』
監督: ジャムシド・マームディ
製作国: アフガニスタン=イラン
2018年 89分 ペルシャ語/ダリ語
アジムは、母ロナが弟のファルークの家族と一緒にドイツへ密航できるよう手配していたが、ファルークが直前にロナを置いてゆく気であることを知って激怒する。アジムはロナを引き取るが、母の寿命は間近に迫っていた…。(日本初公開)
『子供の情景』
監督: ハナ・マフマルバフ
製作国: イラン
2007年 81分 ダリ語
ターリバーンに破壊された巨大石仏の瓦礫が残るバーミヤン。近くに住む6歳の女の子バクタイの願いは学校に通うことだったが、鉛筆とノートを持っていない。彼女は文房具を買うお金を稼ごうと、町で卵を売り始めるが……。
『ジハード・フォー・ラブ』
監督: パーヴェズ・シャルマ
製作国: アメリカ=イギリス=フランス=ドイツ=オーストラリア
2007年 81分 アラビア語/トルコ語/英語/ペルシャ語/ウルドゥー語/ヒンディー語 他
ゲイを公表しているイスラーム学者ヘンドリクス、同性愛者弾圧を逃れ難民として暮らすマーゼン、イスラームと同性愛の関係を探るマハとマリアム…。彼ら彼女らはそれぞれ、“愛のためのジハード”に日々取り組んでいる…。(信仰とセクシュアリティの間で葛藤する人々を取材したドキュメンタリー。※本作には動物を屠殺するシーンがあります。)
〜アンコール上映作品(5本)〜
『二つのロザリオ』
監督: マフムト・ファズル・ジョシュクン
製作国: トルコ
2009年 87分 トルコ語/アラビア語
モスクで礼拝への呼びかけを行う、ムアッズィンの職に就いたムサ。彼はアパートの隣室に住むカトリックの女性クララに恋をするが、告白はできない。ある日ムサは、イスタンブルに長く暮らす古書収集家の老人と出会う…。
『ラシーダ』
監督: ヤミーナ・バシール=シューイフ
製作国: アルジェリア=フランス
2002年 94分 アラビア語/フランス語
ある朝、過激派の若者たちから学校に爆弾を仕掛けるよう強要され、拒否したために銃で撃たれた教師のラシーダ。一命を取り留めた彼女は、母親とともに郊外の村へ引っ越し、療養しながら再び地域の学校で働き始めるが…。
『ミナは歩いてゆく』
監督:ユセフ・バラキ
製作国: アフガニスタン=カナダ
2015年 110分 ダリ語
アルツハイマー病の祖父と、麻薬中毒で働かない父親を養うため、学校に通いながら路上で物売りをしている12歳のミナ。彼女は、自分の元締めでもあり、父親に麻薬を売っているバシールに取引をやめるよう掛けあうが…。(※本作には羊を屠殺するシーンがあります。)
『花嫁と角砂糖』
監督: レザ・ミルキャリミ
製作国: イラン
2011年 114分 ペルシャ語
5人姉妹の末っ子パサンドの婚約式の準備が始まる。海外に暮らす婚約者は不在のままだが、姉たちは祝宴を開くために大忙し。パサンドの結婚に反対していた伯父もようやくそれを受け入れ、黙々と角砂糖を作っていたが…。
『青い空、碧の海、真っ赤な大地』
監督: サミール・ターヒル
製作国: インド
2013年 137分 マラヤーラム語/英語/ヒンディー語/オリヤー語/アッサム語/ナガ語 他
ケーララ出身のムスリム青年カシは、突然姿を消した恋人アシの故郷ナガランドを目指し、友人のスニと数千キロの旅に出る。途中、夜盗に襲われ、バイカー集団に助けられた2人は、彼らに誘われるままプリーに立ち寄る…。